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虹の橋

みなさまこんばんは。にじのです。

今日はとてもつらいおしらせをいただいたので、少し脱線させてください。

虹乃のペンネームにも使っている「虹 (niji)」

“Rainbow” 

最初のころ(2016/09/22)に書かせていただいたのですが、にじのが創作活動をはじめた大きな理由のひとつに猫たちとのお別れがありました。

命と別れる。家族と別れる。愛する誰かを失う。

こんな簡単に文字にできてしまう出来事を、わたしたちは必ず体験します。さけられないのです。生きている限り。

虹の橋。(作者不明)のこの物語を載せておきます。わたしたちは、この物語に助けられました。

虹の橋

天国のちょっと手前に
虹の橋と呼ばれる場所があります。
この世界で誰かと特に親しかった動物は死を迎えると、虹の橋に行くのです。
そこには親しかった彼らのために用意された草地や丘があり、
動物たちは一緒に走ったり遊んだりできるのです。
豊富な食べ物に水、お日様の光があり、
動物たちは暖かく心地よく過ごします。
病にかかったり年老いた動物たちは皆、健康になって元気になります。
傷ついたり不自由な体になった動物たちも、また元通りになって力強くなります。
まるで、過ぎ去った日々の夢のように。
動物たちは幸せで充実していますが、一つだけ小さな不満があります。
みんな、とても特別な誰かと、残してきた誰かと会えなくて寂しいのです。
彼らは一緒に走ったり遊んだりしています。
しかし、
ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、
身体はしきりに震え出します。
突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。
彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。
それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。

――虹の橋 作者不明

絵本で手に入れられたい方は、湯川れい子さんのこちらをおすすめさせていただきます。

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  • 「虹の橋」 訳/湯川れい子 絵/半井馨 宙出版
    宙出版さんのサイトの表紙は下のものになっていますが、現在手に入れられるのはおそらく上の表紙のものだと思います。中身は同じです。

最後に、ジュディ・ガーランドの歌う、”Over the Rainbow(虹の彼方に)”をはって終わります。

虹の向こうのどこか、
空高くに、
昔 子守歌で聞いた場所があるの。
虹の向こうのどこかでは
空は青くて、
強く信じた夢は本当に現実のものとなるのよ。

いつか星に願うわ、
そして目覚めると私は雲を見下ろし
悩みはレモンの雫に溶けてるところ。
(そこは)煙突のずっと上、
そこで君は私を見つけられるわ。

虹の向こうのどこかに、
青い鳥は虹を超えて飛んでいくわ。
だったら、私も飛んで行けるはず。

もし幸せの青い鳥が虹を超えて飛んでいくのなら、
そうよ、私も飛んで行けるのよ。

おやすみなさい。

nijino noran.

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