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神様、人間は、進みすぎる生き物ですか。

こんばんは。

2時間かけて10キロ歩き、4時間かけて2000字ほど書いた。もう少しだけ正確にいうと、2時間20分ほど歩いて9.8キロほど移動し、あんまり覚えてないけど5時間未満は書いてたような気がする感じの状態で、だいたい5枚も進んでないよね、という状態。それでも1文字でも、生き残る文字が生まれていたのならいい。

涼しくなりましたね。――というのが時候な挨拶でしょうか。以前は自転車で通った道、そうちょうど一年前のこの頃、何度も往復して漕いだ道。今日は歩く。歩く脚は、地面からきっちり振動を受け、以前より緩やかなスピードは、記憶にうっすらとしか容をなしていなかったものたちを、新たに認識させる。このブラッセリー、こんなに大きかったっけ。あれこのファミマ、二階にイートインスペースがある。このマクドナルド、何時までやってるんだろう、人が一人もいないような……。

暑くもないけど涼しくもない。それでも秋に近づく虫たちの音色は確実に奏でられている。草むらに入れば夜露も少しはあるだろうか。朝になれば朝露を小さな虫たちは飲むだろうか。今この歩いている足元には草むらはなく、続くのはグレーのアスファルトのみで、一定間隔おきに現れる「止まれ」の白い塗料の文字列ばかりが、繰り返される。

ここに、止まれという文字はあっても、進めという文字はない。

神様、人間は、進みすぎる生き物ですか。止まりすぎて、人が死んだりするのは、どういうときですか。交差点の青信号は、もちろん進めのことだけど、赤と青のインパクト、もちろん大事なインパクトは赤にある。

神様、人は、止まれと喚起されなければ、止まらない生き物ですか。うっかり進んでることはあっても、うっかり止まってたとは、あまりない存在ですか。

締め切りは、交差点。間に合わなければ迂回すれば、道は繋がっている。まっていれば、青になる。ああ、赤になっちゃった。と、点滅の内に走る人は多くても、ああ、青になっちゃったと、疲れて止まる人はそんなには、いないだろう。だけどたしかに、そういって止まる人もいる。

道は、繋がっているのだけれど……。

アスファルトも、どこからかは、草むらに通じていて、そこには、たしかにこの耳に秋の始まりの音色を聞かせてくれている虫たちが息づいている。つい先週は、あたらしい盛りの、仔猫たちが公園で高く、鳴いていた。

 

取り留めもなく。

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