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『銀盤のフラミンゴ』発売中です!
HelveticaBooksより、2月1日に発売となりました『銀盤のフラミンゴ』!フィギュアスケートを続けるか悩む少女ダーリーンの物語です。
プロのPOP職人であり、鋭い読書家でもある こな・つむりさん から、たいへん豊かな読後のお声をさっそくいただきました。ありがとうございます!
作品の世界を実際に「旅してきた」かのような感想です。
以下、全文をご紹介します✨
こな・つむりさんの感想ポスト
#銀盤のフラミンゴ #虹乃ノラン
#読了
読書中、わたしはアメリカの広大な自然に包まれた一本道を
オンボロのピックアップトラックでドライブしていた。
カントリーソングを流しながら
ノースダコタの平原からモンタナの山並みへ…。
主人公のダーリーンはティーンエイジャー。
少女と女性の間で葛藤しながら、成長し、母親の期待を背負いながら自分らしく生きたいともがくフィギュアスケート選手。
自分のスケートに対する想いに悩んでいる。
男友達のスコットと、その姉ランディと3人で旅をする。
ランディの運転するピックアップトラックは、ボロボロ。今にも壊れそう。
ベンチシートに一列に3人並んで、くっつくような距離感で、アメリカの広大な自然の中を数日間、共に旅をする。
ランディは全身に刺青を入れた、ワイルドでカッコイイ女性。
スコットはダーリーンに想いを寄せる、シャイだが優しく一途な幼馴染。
登場人物はほぼこの3人。
カタカナが苦手な読書家さんも安心して読める。
木々の騒めきや、空の色、大地の岩肌の質感まで感じられる表現力。
自分も一緒にあのオンボロなトラックにゆられながら、笑ったり傷ついたり涙したり恋をしたり
共に旅をしているみたいだった。
楽しくて一気読みだった。
ハーブとスパイスの香り。シナモンロールのシュガーが、ホロホロと崩れる質感。
パンを挟む年季の入ったトングや、つなぎ合わしたキルトの布からも、店主の性格や年齢を感じられる。
冷気をまとった頬の温度。吐息が肌にかかる。
飛び立つ白鳥の躍動感。
胸の鼓動や内側の熱が伝わってくる。
人は誰しも何かしらの不自由さの中で、もがいている。
親だったり世間に縛られ、
時には自分で決めたはずの自分の夢のために我慢し、縛られている。
レモネードはレモンが酸っぱいから美味しい。
レモンが甘かったらレモネードにはならなかった。
その不自由さの中でどうやったら自分らしく生きられるか。
不自由さの中の自由とは?
旅を通し、自分の内面と向き合うダーリーン。
ティーンエイジャーなら誰しも一度は陥る感情に
悩み、苦しみ、背を向けて、それでも答えを求めて考える。
感情の移り変わりと、流れる車窓の自然の厳しさが平行するようにクライマックスに向けて疾走していく…
最後のフランさんの解説にあるように
この作品の醍醐味は
旅と、成長、そしてスケーティングにおける
虹乃ノランさんの表現力の高さだ。
ノランさんはスケート経験者かと思った。
スケートするダーリーンが不調な時には不調の(ガタガタする感じ?)
調子が良い時には良い時の滑らかな疾走感が、ナチュラルに感じられる。
自由への答えは大人の私でも分からない。
でも、本書には腹落ちするような名言がいくつか散りばめられていた。
どう変わればいいのか。
また変わらなくてもいいのか。
「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんて不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」
冬のオリンピックを観る時
きっと、この言葉を思い出す。
以上、こな・つむりさんのXポストより。
これほどまで丁寧に「読まれた」ことが伝わってくる感想は、なかなかありません。
物語の筋だけでなく、風景、匂い、温度、身体感覚、そして「不自由さの中の自由」という核心まで、お読みいただいたばかりの興奮冷めやらぬ熱量のなかで、丁寧に掬い取っていただきました。
これから『銀盤のフラミンゴ』を手に取ってくださる方にとって、一つの確かな道標になってくれたらこれほど幸せなことはありません!
こな・つむりさん、この旅に同行してくださり、本当にありがとうございます!
『銀盤のフラミンゴ』はこちらから購入できます
HelveticaBooks公式
銀盤のフラミンゴ – HelveticaBooks – BOOTHB6判 198ページ 2026年2月1日発行 「期待されること」と「自分の気持ち」が食い違ったとき、期待に応えられないときbooth.pm
名古屋駅西 NAgoya BOOK CENTER
店頭レジ前にて展開中!
慣れない手書きのPOPを描きました!
台紙としたのは、モノカキコさんのイラスト(オーラをまとったダーリーン)を採用したポストカードです。こちらNAgoya BOOK CENTERでお買い上げの方には封入されております。
ぜひ遊びに行ってくださいね!
すてきな一冊となりました。ぜひお迎えください。

ありがとうございました!
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『銀盤のフラミンゴ』がHelveticaBooksより刊行されます。
「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんて不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」(『銀盤の…


















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