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20241/28

ダスト(Lyric)

空気清浄機の音が邪魔をして

雨の音が聴こえない

揺らぎを起こす対流は

遠心軸の速さを変え

台風の目は似て非なるもの

塵となり 舞い上がり

階段の吹き溜まりにたまっても

綿埃は虫を巣喰い

その繭で私を包む

天の白はボンドにより

床の茶は磨かれ切り

心のやみに光るダストは

なぜか綿飴のように輝いている

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