© 虹乃ノラン All rights reserved.

20243/5

ほしかったもの。(Lyric)

ロボットがほしかった。
もらえたのは、ニューヨーク東八番街の奇跡に出てくるみたいなちいさなロボット型のラジコン。
それは畳の上でじりじり動いたけど、畳の縁を乗り越えられなかった。
一日だけ遊んだ。

ミシンがほしかった。
もらえたのは、刺さっても痛くないどこもかしこも尖っていない毛糸のミシン。
作れたのは、フェルトの上にお城の模様をかくだけのお絵かき。
一日だけ遊んだ。

コンピューターがほしかった。
もらえたのは、液晶画面が一行だけあるハガキ印刷機能のついたワープロ。
何万円もしたんだって。すごいね。
お父さんのものになった。

憧れたのは荘苑。一枚の布からアシンメトリーな服を縫いたくて、
憧れたのはロバート・カーン。学校では教えてくれない世界の技術を知りたくて、

お父さんはワープロで、今でも年賀状を打ってる。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


20263/13

『まちの記憶を呼び起こす』エッセイ集が完成しました。

名古屋市中区のプロジェクトである、≪まちの記憶を呼び起こす≫――エッセイアンソロジーが完成しました✨ すでに名古屋市内…

『銀盤のフラミンゴ』フリペが完成!

こんにちは!毎日続々のご感想ありがとうございます!うれしいが追いつかないです! ノランです! 作家であり、プロのPOP職人でもある …

『銀盤のフラミンゴ』発売中です!

HelveticaBooksより、2月1日に発売となりました『銀盤のフラミンゴ』!フィギュアスケートを続けるか悩む少女ダーリーンの物語です…

ココア共和国2月号に掲載されます。

こんにちは! ココア共和国、2026年2月号。今号も4コマ詩、とっていただけました。 「三回忌」「あなたが遺したことば」 …

20261/2

『銀盤のフラミンゴ』がHelveticaBooksより刊行されます。

「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんて不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」(『銀盤の…

ページ上部へ戻る