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雨は去り。
みなさまおはようございます。にじのです。いつのまにか寝ていました。肌寒いです。激しい雨は過ぎたようです。
雨の音が好きでした。今も好きですが、その昔、きっと今よりずっと、雨の音が好きでした。それは、さーさーと降りしきる静かな雨。
テレビにつながったコンセントを抜き、電話もNTTからレンタルしている薄いグリーンの電源不要のプッシュホン。――そんなばあちゃん家だったから得られた畳の上の静寂でした。
今は電化製品の音たちが、いくつも耳に届いてきます。窓を閉めれば、気密性の高い現代の家屋では、外の音はぷつと途切れる。子供たちの泣き声も、そう、届かないくらいに。
とざされて、ノイズに満ちる四角い箱の中で。聴こえない雨の音を聴く。
とりとめもなく。
noran
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