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あいたい人があいたいときに在るという奇跡について。
ふと。
『後悔先に立たず』なんていう、あまりにもスタンダードな言葉があるけれど、本当に後悔することって実はそれほどないものです。なぜなら、人は過ぎたことを本当に悔やんでいたら先には進めない。だから、いろいろと自分を納得させて生きています。
それが悪いことだとはいえません。生きる上での知恵でもあるかもしれません。
いろいろと一側面には語れないことだけれど、知人が事故にあったようで、脊髄損傷を受けました。
直接連絡を受けたわけではないのですが、深刻な状態のようでした。
別件で、親代わりのようにしてわたしを可愛がってくれたおばさんが、今病気で余命長くありません。会いに行くべきなのですが、一日一日と伸びています。その旦那さんであるおじちゃんの死に目には、わたしは会えませんでした。
どうしてもごまかせない後悔というものがあるのなら、それはやり直しや取り返しのつかないもの。
その最たるは、やはり命にかかわるものです。
自分への戒めとして書きのこしにきました。
会いたいと思う人がいるなら会ってください。
会いたいときに、いないということが、生物には多々あります。他人ごとではない。
いろいろと理由をつけても、願うことがあるなら、かなえてあげられるのは自分しかいない。
願いには、ささやかなもの、ちいさいもの、おおきいもの、人の助けが必要なもの、ひとりでは解決しないもの――いろいろです。
でもひとりで実現できることであるなら、先延ばしにせず、かなえてあげたい。
自分へ。
n.
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