© 虹乃ノラン All rights reserved.

あいたい人があいたいときに在るという奇跡について。

ふと。

『後悔先に立たず』なんていう、あまりにもスタンダードな言葉があるけれど、本当に後悔することって実はそれほどないものです。なぜなら、人は過ぎたことを本当に悔やんでいたら先には進めない。だから、いろいろと自分を納得させて生きています。

それが悪いことだとはいえません。生きる上での知恵でもあるかもしれません。

いろいろと一側面には語れないことだけれど、知人が事故にあったようで、脊髄損傷を受けました。

直接連絡を受けたわけではないのですが、深刻な状態のようでした。

別件で、親代わりのようにしてわたしを可愛がってくれたおばさんが、今病気で余命長くありません。会いに行くべきなのですが、一日一日と伸びています。その旦那さんであるおじちゃんの死に目には、わたしは会えませんでした。

どうしてもごまかせない後悔というものがあるのなら、それはやり直しや取り返しのつかないもの。

その最たるは、やはり命にかかわるものです。

自分への戒めとして書きのこしにきました。

会いたいと思う人がいるなら会ってください。

会いたいときに、いないということが、生物には多々あります。他人ごとではない。

いろいろと理由をつけても、願うことがあるなら、かなえてあげられるのは自分しかいない。

願いには、ささやかなもの、ちいさいもの、おおきいもの、人の助けが必要なもの、ひとりでは解決しないもの――いろいろです。

でもひとりで実現できることであるなら、先延ばしにせず、かなえてあげたい。

 

自分へ。

 

n.

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ココア共和国2024年10月号

 月刊ココア共和国2024年10月号、4コマ詩掲載いただきました!ありがとうございました。 詩は、「今日は雨だ。わり…

ココア共和国2024年9月号

 ココア共和国2024年9月号、4コマ誌、誌面掲載していただきました。表紙に名前も!  詩は、「カーテンの内側」と「樹上葬の岐れ」の…

守山図書館、読書感想文の書き方講座、無事終了いたしました。

 タイトルどおりです。椎間板ヘルニア(L5/S1)手術のため8月4日に入院を控えており、色々と懸念事項がありましたが、無事にワークショップ…

ココア共和国2024年8月号

 ココア共和国2024年8月号に掲載していただきました。ありがとうございます!表紙にも名前がうれしい。詩は『カラード』と、『ダスト』の2本…

リーフで淹れたダージリン(Lyric)

メールを待ってるだけだけどお気に入りのシャツを着た。 リーフで淹れたダージリン 毛茸がきらめく今日の初恋 …

ページ上部へ戻る