© 虹乃ノラン All rights reserved.

プレゼント

友人の娘たちと遊んできました。

いくつか贈り物をいただいた。

「チーターこれあげる」

渡されたのは皇帝ペンギンの赤ちゃんフィギュア。

わたしは信じていなかった。

「ありがとう」といいつつも、そっとおもちゃ箱へ戻しておいた。

それは彼女たちが別の大人たちから贈られたであろうもの。

それは彼女たちの持ち物ではあるけれどいただいてはいけないもの。

――わたしはそう考えていた。

他に

下の子は絵をくれた。

上の子は木で作ったリスの壁掛けをくれた。

「この絵はお父さんが気に入ってるけど、でもいいや」

「リス、これあげるよ」

わたしは元気をもらい汗をかきぐったりしそして帰る。

ひとしきり心の平穏を抱きながらしばらくして気づく。

絵とリスがいれられていた袋の中になにかがあった。

ペンギンだった。

それはわたしがおもちゃ箱へ戻したはずのペンギンだった。

赤ちゃんペンギンには親ペンギンがいた。

この子はわたしに贈られて、

そしてまた来てねー!と彼女たちから愛をもらう。

なんとなくジーンとしてしまったのでした。

いつになく普通に書いてしまいました。

おやすみなさい。

 

nijino noran.

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ココア共和国2月号に掲載されます。

こんにちは! ココア共和国、2026年2月号。今号も4コマ詩、とっていただけました。 「三回忌」「あなたが遺したことば」 …

20261/2

『銀盤のフラミンゴ』がHelveticaBooksより刊行されます。

「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんて不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」(『銀盤の…

202512/29

ココア共和国1月号に掲載されます。

こんにちは!さむいですね! 今月号も採っていただきました。ココア共和国的には、これを「入国した~~」といいます。4コマ詩も狭き門だと…

202512/16

『ここは本をかりるだけじゃない図書館』に寄稿しました。

こんにちは。 『ここは本をかりるだけじゃない図書館〜わたしたちの5年間』 に寄稿しました。 著者である藤坂康司さんは、元書店員…

第一回ずんだ文芸部大賞を受賞しました!

わーいわーいわーいわーい! 秋田健次郎さんが運営する「ずんだ文芸部」チャンネルにて、『そのハミングは7』が「第一回ずんだ文芸部大賞」を受賞…

ページ上部へ戻る